GⅢ小倉記念傾向ローテーション傾向(2021年)過去5年データ

グレードレース傾向

過去5年のレース結果や馬柱からローテーションのデータを集め、条件ごとに細かく分けて分析しています。

ここでは、2021年8月15日に小倉競馬場で開催予定の、GⅢ小倉記念過去5年の前走レース・競馬場・距離・着順・人気順・上り順位などのローテーションデータをもとに傾向を紐解いていきます。

今回特に注目したのが

  1. 前走出走距離から見る傾向(芝1800m出走馬が好成績)
  2. 前走上り順位から見る傾向(前走上り順の良い馬に注意)
  3. 前走脚質から見る傾向(逃げ馬・先行馬に注意)

以上です。

人によって見え方や感じ方はそれぞれ違うと思うので、出来るだけ細かく過程のデータも掲載します。私の分析だけでなく、データを見たり他の条件と見比べたりして楽しんで頂けると幸いです。

また、ローテション以外の傾向をGⅢ小倉記念傾向(2021年)過去5年データ参照にまとめてますので、そちらも後ほど合わせてご覧ください。

それでは、お付き合いよろしくお願いします。

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基本情報

1.過去5年のレース条件とレース環境

西暦会場年齢G斤量距離頭数馬場
2020年小倉3歳以上3ハンデ芝2000m14
2019年小倉3歳以上3ハンデ芝2000m13
2018年小倉3歳以上3ハンデ芝2000m12
2017年小倉3歳以上3ハンデ芝2000m13
2016年小倉3歳以上3ハンデ芝2000m12

過去5年のレース条件の変更、取消・除外馬はありません。

2.過去5年の1~3着馬

西暦1着2着3着
2020年アールスターサトノ
ガーネット
アウト
ライアーズ
2019年メールド
グラース
カデナノーブルマーズ
2018年トリンオフサトノ
クロニクル
マウント
ゴールド
2017年タツゴウゲキサンマルティンフェルメッツァ
2016年クラン
モンタナ
ベルーフエキストラ
エンド

馬券圏内リピート馬はいません。

前走出走レースから見る傾向

1.1~3着馬の前走出走レース

下の表は、過去5年の1~3着馬の前走の出走レースをまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年垂水SエプソムC七夕賞
2019年鳴尾記念巴賞宝塚記念
2018年鳴尾記念天皇賞(春)下鴨S
2017年七夕賞むらさき賞七夕賞
2016年鳴尾記念新潟大賞典エプソムC

次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。

前走レース勝 率連対率複勝率
天皇賞(春)0106.7
宝塚記念006.7
鳴尾記念603020
七夕賞201020
新潟大賞典0106.7
エプソムC01013.3
垂水S20106.7
巴賞0106.7
むらさき賞0106.7
下鴨S006.7
数字は%・小数点1位未満は四捨五入

最後に、前走の出走レースごとに勝率・連対率・複勝率を算出したものです。

前走レース頭数勝 率連対率複勝率
天皇賞(春)10100100
宝塚記念30033.3
鳴尾記念6505050
七夕賞195.35.315.8
新潟大賞典205050
エプソムC3066.766.7
垂水S4252525
巴賞10100100
むらさき賞10100100
下鴨S100100
目黒記念3000
中京記念1000
マーメイドS2000
函館記念2000
小倉大賞典1000
尼崎S1000
米子S2000
吾妻小富士S1000
阿武隈S1000
谷川岳S1000
メイS2000
シンガポールS1000
都大路S1000
マレーシアC2000
未勝利1000
休養1000
数字は%・小数点1位未満は四捨五入

馬券圏内馬の多くは前走でグレードレースを出走して来た馬です。

前走出走レースにはばらつきがあり大きな傾向は見られませんが、出走頭数の多い七夕賞の成績はやや低調で過度の期待は出来ません。

2.1~3番人気馬の前走出走レース

下の表は、過去5年の1~3番人気馬の前走出走レースをまとめたものです。

西暦1番人気2番人気3番人気
2020年垂水S成尾記念マーメイドS
2019年1着垂水S目黒記念
2018年1着2着都大路S
2017年マレーシアC2着成尾記念
2016年七夕賞新潟大賞典マレーシアC
馬券圏内馬は着順を表記

人気馬でも1~3着馬を多く出しているレースが見受けられることから、人気にとらわれた馬券選択には注意が必要だと考えます。

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前走出走競馬場から見る傾向

1.1~3着馬の前走出走競馬場

下の表は、過去5年の1~3着馬の前走の出走競馬場をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年阪神東京福島
2019年阪神函館阪神
2018年阪神京都京都
2017年福島東京福島
2016年阪神新潟東京

次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。

前走競馬場勝 率連対率複勝率
阪神804033.3
東京02020
京都01013.3
福島201020
函館0106.7
新潟0106.7
数字は%・小数点1位未満は四捨五入

最後に、前走の出走競馬場ごとに勝率・連対率・複勝率を算出したものです。

前走競馬場頭数勝 率連対率複勝率
阪神20202025
東京9022.233.3
京都3033.333.3
福島214.84.814.3
函館3033.333.3
新潟3033.333.3
小倉1000
中京3000
休養1000
数字は%・小数点1位未満は四捨五入

成尾記念出走馬の影響もありますが、阪神競馬場出走馬の勝率が高いです。

福島競馬場出走馬の成績は低調です。

2.1~3番人気馬の前走出走競馬場

下の表は、過去5年の1~3番人気馬の前走出走競馬場をまとめたものです。

西暦1番人気2番人気3番人気
2020年阪神阪神阪神
2019年1着阪神東京
2018年1着2着京都
2017年中京2着阪神
2016年福島新潟中京
馬券圏内馬は着順を表記

阪神競馬場出走馬は人気馬でも結果を残している馬、残せていない馬が混在しています。このことから、人気のあるなしで判断することは控えた方が良いと考えます。

前走出走距離から見る傾向

1.1~3着馬の前走出走距離

下の表は、過去5年の1~3着馬の前走の出走距離をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年芝2000m芝1800m芝2000m
2019年芝2000m芝1800m芝2200m
2018年芝2000m芝3200m芝2000m
2017年芝2000m芝1800m芝2000m
2016年芝2000m芝2000m芝1800m

次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。

前走距離勝 率連対率複勝率
芝3200m0106.7
芝2200m006.7
芝2000m1006060
芝1800m03026.7
数字は%・小数点1位未満は四捨五入

最後に、前走の出走距離ごとに勝率・連対率・複勝率を算出したものです。

前走距離頭数勝 率連対率複勝率
芝3200m10100100
芝2500m3000
芝2200m40025
芝2000m3813.215.823.7
芝1800m11027.336.4
芝1600m4000
ダ1700m1000
休養1000
障害1000
数字は%・小数点1位未満は四捨五入

勝ち馬はすべて芝2000m出走馬です。

頭数の割合から考えると、連対率・複勝率では芝1800m出走馬の成績が芝2000m出走馬の成績をを上回ります。

2.1~3番人気馬の前走出走距離

下の表は、過去5年の1~3番人気馬の前走出走距離をまとめたものです。

西暦1番人気2番人気3番人気
2020年芝2000m芝2000m芝2000m
2019年1着芝1800m芝2500m
2018年1着2着芝1800m
2017年芝2000m2着芝2000m
2016年芝2000m芝2000m芝2000m
馬券圏内馬は着順を表記

特に傾向は見られません。

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出走間隔から見る傾向

下の表は、過去5年の1~3着馬の前走からの出走間隔をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年中7週中8週中4週
2019年中8週中4週中5週
2018年中8週中13週中10週
2017年中3週中9週中3週
2016年中8週中12週中7週

出走間隔は詰めて使われている馬より、適度にレース間隔が開いている馬の方が好成績を収めています。

前走着順と人気順から見る傾向

下の表は、過去5年の1~3着馬の前走の着順をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年6914
2019年136
2018年2121
2017年615
2016年13910
数字は着順

次に、過去5年の1~3着馬の前走人気順をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年51515
2019年1910
2018年152
2017年648
2016年1069
数字は人気順

着順の全体平均は6.5、人気順の平均は7.1です。このことから、わずかです前走で人気より着順が良かった馬の方が好走しています。

前走走破時計・上り順位から見る傾向

1.1~3着馬の前走走破時計と上り時計

下の表は過去5年の前走1~3着馬の前走走破時計をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年01:59.901:49.002:05.4
2019年01:59.601:47.502:12.4
2018年01:57.303:17.501:58.8
2017年01:58.601:46.601:58.6
2016年01:58.501:58.801:47.1

次に、過去5年の前走1~3着馬の上り3位以内の時計を出した馬をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年
2019年12
2018年12
2017年1
2016年
数字は上り順位・空欄は上り3位未満

前走で上りの順位が良かった馬の成績が良いわけではない事が分かります。

特に、2020年と2016年はかなり荒れたレースとなっており(GⅢ小倉記念傾向(2021年)過去5年データ参照)このことには注意が必要です。

2.1~3番人気馬の前走上り順位

下の表は、 過去5年の前走1~3番人気馬の上り3位以内の時計を出した馬をまとめたものです。

西暦1番人気2番人気3番人気
2020年3
2019年1着22
2018年1着2着1
2017年2着
2016年22
数字は上り順位・馬券圏内馬は着順を表記・空欄は上り3位未満

人気馬には比較的前走上り順位の良かった馬が多く見受けられます。このことから前走の上り順を予想材料にすることには注意が必要と考えます。

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前走脚質(コーナー通過順位)から見る傾向

1.1~3着馬の前走脚質

下の表は過去5年の1~3着馬の前走の各コーナー通過順位をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年⑧-⑧-⑨-⑨⑭-⑯-⑰⑬-⑪-⑨-⑬
2019年⑦-⑦-⑦-⑦⑭-⑭-⑭-⑮⑧-⑧-⑧-⑨
2018年⑤-⑤-⑤-④⑫-⑫-④-⑥⑥-⑤-④-③
2017年③-③③-③-③-②④-④-⑤-⑤
2016年⑩-⑩-⑪-⑬⑭-⑫④-④-④
〇数字は各コーナー通過順

前走で逃げた馬の3着以内入賞はありません。過去5年本レースで逃げた馬は1頭しか馬券に絡んでおらず、このことには注意が必要です。 (GⅢ小倉記念傾向(2021年)過去5年データ参照)

1~3着馬には、前走で中団かもしくは中団より後方でレースを進めた馬が多く見られます。

2.1~3番人気馬の前走脚質

下の表は過去5年の1~3番人気馬の前走の各コーナー通過順位をまとめたものです。

西暦1番人気2番人気3番人気
2020年③-③-③-②⑮-⑭-⑮-⑭②-②-②-②
2019年1着⑬-⑫⑨-⑨-⑧-⑨
2018年1着2着⑬-⑫
2017年④-④-③-③2着③-③-③-③
2016年⑩-⑩-⑨-⑥④-④⑥-⑥-②-②
〇数字は各コーナー通過順・馬券圏内馬は着順を表記

1~3着馬に比べて結果の残せていない人気馬は、前目でレースをして来た馬が多い事が分かります。

前々走出走レースから見る傾向

下の表は、過去5年の1~3着馬の前々走出走レースをまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年寿SヴィクトリアMメイS
2019年新潟大賞典福島民放杯成尾記念
2018年新潟大賞典阪神大賞典烏丸S
2017年垂水S尼崎S福島民放杯
2016年都大路S小倉大賞典マイラーズC

前走出走レースで馬券に絡んでいることも踏まえて、新潟大賞典・成尾記念・垂水S出走馬にはやや注目が必要だと考えます。

前々走出走競馬場から見る傾向

下の表は、過去5年の1~3着馬の前々走出走競馬場をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年京都東京東京
2019年新潟福島阪神
2018年新潟阪神京都
2017年阪神阪神福島
2016年京都小倉京都

特に傾向は見られません。

前々走出走距離から見る傾向

下の表は、過去5年の1~3着馬の前々走出走距離をまとめたものです。

西暦1着2着3着
2020年芝2000m芝1600m芝1800m
2019年芝2000m芝2000m芝2000m
2018年芝2000m芝3000m芝2400m
2017年芝1800m芝2200m芝2000m
2016年芝2000m芝1800m芝1600m

本レースと同距離の芝2000m出走馬が多数見られますが、特筆して大きな傾向とは考えません。

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まとめ

1.基本情報

  • 過去5年のレース条件の変更、取消・除外馬はありません。
  • 馬券圏内リピート馬はいません。

2.前走出走レースから見る傾向

  • 馬券圏内馬の多くは前走でグレードレースを出走して来た馬です。
  • 前走出走レースにはばらつきがあり大きな傾向は見られませんが、出走頭数の多い七夕賞の成績はやや低調で過度の期待は出来ません。
  • 人気馬でも1~3着馬を多く出しているレースが見受けられることから、人気にとらわれた馬券選択には注意が必要だと考えます。

3.前走出走競馬場から見る傾向

  • 成尾記念出走馬の影響もありますが、阪神競馬場出走馬の勝率が高いです。
  • 福島競馬場出走馬の成績は低調です。
  • 阪神競馬場出走馬は人気馬でも結果を残している馬、残せていない馬が混在しています。このことから、人気のあるなしで判断することは控えた方が良いと考えます。

4.前走出走距離から見る傾向

  • 勝ち馬はすべて芝2000m出走馬です。
  • 頭数の割合から考えると、連対率・複勝率では芝1800m出走馬の成績が芝2000m出走馬の成績をを上回ります。

5.出走間隔から見る傾向

  • 詰めて使われている馬より、適度にレース間隔が開いている馬の方が好成績を収めています。

6.前走着順と人気順から見る傾向

  • 着順の全体平均は6.5、人気順の平均は7.1です。このことから、わずかです前走で人気より着順が良かった馬の方が好走しています。

7.前走上り順位から見る傾向

  • 前走で上りの順位が良かった馬の成績が良いわけではない事が分かります。特に、前走で上り順位の良くない馬が入賞している2020年と2016年はかなり荒れたレースとなっておりこのことには注意が必要です。(GⅢ小倉記念傾向(2021年)過去5年データ参照)
  • 前走で、1~3着馬に比べて結果の残せていない人気馬は、前目でレースをして来た馬が多い事が分かります。

8.前走脚質から見る傾向

  • 前走で逃げた馬の3着以内入賞はありません。過去5年本レースで逃げた馬は1頭しか馬券に絡んでおらずこのことには注意が必要です。 (GⅢ小倉記念傾向(2021年)過去5年データ参照)
  • 1~3着馬には、前走で中団かもしくは中団より後方でレースを進めた馬が多く見られます。
  • 1~3着馬に比べて結果の残せていない人気馬は、前目でレースをして来た馬が多い事が分かります。

9.前々走出走レースから見る傾向

  • 前走出走レースで馬券に絡んでいることも踏まえて、新潟大賞典・成尾記念・垂水S出走馬にはやや注目が必要だと考えます。

10.前々走出走競馬場から見る傾向

  • 特に傾向は見られません。

11.前々走出走距離から見る傾向

  • 本レースと同距離の芝2000m出走馬が多数見られますが、特筆して大きな傾向とは考えません。

比較的出走頭数の割に荒れやすいこのレース、 皆様の目にはどのデータが目に入り、そして注目できるものはあったでしょうか?

これらの傾向・注目点・注意点と出走馬の能力等を加味しながら、Twitterで選択馬と買い目を発表しますので、そちらも見てもらえると嬉しいです。

冒頭でも述べましたが、ローテーション以外の傾向を GⅢ小倉記念傾向(2021年)過去5年データにまとめていますので、あわせてご覧ください。

最後までお付き合い、ありがとうございました。

それでは、良い競馬ライフをお過ごしください。

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