2021年5月9日に東京競馬場で開催予定、GⅠNHKマイルチャンピオンシップの過去5年のデータをもとに傾向を紐解いていきます。
特に注目した傾向は
- 枠番(外枠が好成績)
- 性別(牝馬が好成績)
以上の2項目です。
それでは、お付き合いよろしくお願いします。
基本情報
西暦 | 会場 | 年齢 | グレード | 斤量 | 芝・ダート | 距離 | 頭数 | 馬場 |
2020年 | 東京 | 3 | 1 | 定量 | 芝 | 1600 | 18 | 良 |
2019年 | 東京 | 3 | 1 | 定量 | 芝 | 1600 | 18 | 良 |
2018年 | 東京 | 3 | 1 | 定量 | 芝 | 1600 | 18 | 良 |
2017年 | 東京 | 3 | 1 | 定量 | 芝 | 1600 | 18 | 良 |
2016年 | 東京 | 3 | 1 | 定量 | 芝 | 1600 | 18 | 良 |
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | ラウダシオン | レシステンシア | ギルディドミラー |
2019年 | アドマイヤマーズ | ケイデンスコール | カテドラル |
2018年 | ケイアイノーテック | ギベオン | レッドヴェイロン |
2017年 | アエロリット | リエノテソーロ | ボンセルヴィーソ |
2016年 | メジャーエンブレム | ロードクエスト | レインボーライン |
過去5年出走条件の変更、取消・除外馬はありません。
確定人気と確定オッズから見る傾向
1.確定人気
下の表は、過去5年の1~3着馬の人気順をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 9 | 1 | 6 |
2019年 | 2 | 14 | 7 |
2018年 | 6 | 2 | 9 |
2017年 | 2 | 13 | 6 |
2016年 | 1 | 2 | 12 |
上位人気で硬く収まるレースは少なく2桁人気馬も馬券圏内に見受けられます。GⅠレースの中では荒れやすい傾向が見受けられるので、人気薄の馬にも注意が必要だと考えます。
2.確定オッズ
下の表は、過去5年の1~3着馬の確定オッズをまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 29.6 | 3.0 | 19.0 |
2019年 | 4.3 | 87.7 | 32.8 |
2018年 | 12.8 | 5.2 | 25.0 |
2017年 | 5.8 | 37.5 | 14.4 |
2016年 | 2.3 | 6.4 | 40.7 |
過去5年は20倍を超える馬が毎年馬券圏内に入選しており、中穴と言うより大穴と言える馬にも注意が必要だと考えます。
走破時計と上り推定時計から見る傾向
1.走破時計
下の表は、過去5年の1~3着馬の走破時計をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 | 馬場 |
2020年 | 01:32.5 | 01:32.7 | 01:32.8 | 良 |
2019年 | 01:32.4 | 01:32.5 | 01:32.5 | 良 |
2018年 | 01:32.8 | 01:32.8 | 01:32.8 | 良 |
2017年 | 01:32.3 | 01:32.5 | 01:32.9 | 良 |
2016年 | 01:32.8 | 01:32.9 | 01:32.9 | 良 |
きれいに1分32秒台でレースがまとまっています。このことから、かなり僅差のレースが多く単系馬券を購入する際は広く買う必要があると考えます。
2.上り推定時計
下の表は、過去5年の1~3着馬の上り推定時計をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 34.4 | 34.7 | 34.2 |
2019年 | 33.9 | 33.6 | 33.7 |
2018年 | 33.7 | 34.5 | 34.1 |
2017年 | 34.3 | 34.0 | 35.0 |
2016年 | 35.1 | 33.8 | 34.4 |
年によってばらつきが見受けられます。このことから決まったレース展開があまり望めず、コースの特徴による影響よりも、その年の出走馬の能力や脚質、展開で大きく変わってくると考えます。
脚質(各コーナー通過順位)
下の表は、過去5年の1~3着馬それぞれの各コーナー通過順位をまとめたものです。
1着馬
西暦 | 3コーナー | 4コーナー |
2020年 | 2 | 2 |
2019年 | 6 | 7 |
2018年 | 17 | 15 |
2017年 | 2 | 2 |
2016年 | 1 | 1 |
2着馬
西暦 | 3コーナー | 4コーナー |
2020年 | 1 | 1 |
2019年 | 12 | 14 |
2018年 | 5 | 4 |
2017年 | 9 | 9 |
2016年 | 16 | 16 |
3着馬
西暦 | 3コーナー | 4コーナー |
2020年 | 6 | 5 |
2019年 | 12 | 11 |
2018年 | 11 | 12 |
2017年 | 1 | 1 |
2016年 | 9 | 9 |
1着馬に関しては中断より前でレースを運べている馬が好成績を収めていますが、走破時計でも述べた通り混戦になる傾向があるので連系の馬券を購入する場合には、脚質での判断は難しいと考えます。
枠番から見る傾向
下の表は、過去5年間の1~3着馬の枠番をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 6 | 2 | 3 |
2019年 | 8 | 8 | 5 |
2018年 | 6 | 5 | 8 |
2017年 | 8 | 7 | 3 |
2016年 | 2 | 3 | 8 |
次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。
枠番 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0 | 0 | 0 |
2枠 | 20 | 20 | 13.3 |
3枠 | 0 | 10 | 20 |
4枠 | 0 | 0 | 0 |
5枠 | 0 | 10 | 13.3 |
6枠 | 40 | 20 | 13.3 |
7枠 | 0 | 10 | 6.7 |
8枠 | 40 | 30 | 33.3 |
全体的に見ると外枠の馬が好成績を収めいます。特に8枠の馬が好成績を収めています。また2枠馬券圏内馬は逃げ馬なので、逃げる事が想定出来る馬を中心に考える場合は内枠の馬から馬券を購入しても良いと考えます。
所属トレセンから見る傾向
下の表は、過去5年間の1~3着馬の所属トレセンをまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 栗東 | 栗東 | 栗東 |
2019年 | 栗東 | 栗東 | 栗東 |
2018年 | 栗東 | 栗東 | 栗東 |
2017年 | 美浦 | 美浦 | 栗東 |
2016年 | 美浦 | 美浦 | 栗東 |
次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。
所属 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
栗東 | 60 | 60 | 73.3 |
美浦 | 40 | 40 | 26.7 |
一見すると栗東所属馬の複勝率が高いように見えます。
最後に、所属ごとに勝率・連対率・複勝率を算出したものです。
所属 | 頭数 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
栗東 | 58 | 5.2 | 10.3 | 17.2 |
美浦 | 32 | 6.3 | 12.5 | 12.5 |
ご覧の通りそれぞれの出走頭数から見た複勝率では大きな差はなく、栗東・美穂の各所属で差異を考えることは出来ないと考えます。
生産者から見る傾向
下の表は、過去5年間の1~3着馬の生産者をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 社台コーポレーション白老 | ノーザンファーム | ノーザンファーム |
2019年 | ノーザンファーム | ノーザンファーム | ノーザンファーム |
2018年 | 隆栄牧場 | 社台ファーム | ノーザンファーム |
2017年 | ノーザンファーム | Oak Bluff St | 白井牧場 |
2016年 | ノーザンファーム | 様似堀牧場 | ノーザンファーム |
次に、ノーザンファーム生産者の勝率・連対率・複勝率を算出したものです。
生産者 | 頭数 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
ノーザンファーム | 34 | 8.8 | 14.7 | 26.5 |
ノーザンファーム生産馬は出走頭数も過去5年は平均6頭以上出走している計算となり、ほかの生産者から狙うよりはかなり絞り込みやすい数字だと考えています。
馬体重から見る傾向
下の表は、過去5年間の1~3着馬の馬体重をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 494 | 476 | 468 |
2019年 | 472 | 460 | 476 |
2018年 | 456 | 508 | 474 |
2017年 | 478 | 450 | 462 |
2016年 | 496 | 446 | 430 |
次に、上の表を20㎏ごとに勝率・連対率・複勝率になおしたものです。
馬体重 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
500kg以上 | 0 | 10 | 6.7 |
480kg〜 | 40 | 20 | 13.3 |
460kg〜 | 40 | 40 | 53.3 |
460kg未満 | 20 | 30 | 26.7 |
最後に、各20㎏ごとの馬体重別に勝率・連対率・複勝率を算出したものです。
馬体重 | 頭数 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
500kg以上 | 13 | 0 | 7.7 | 7.7 |
480kg〜 | 23 | 8.7 | 8.7 | 8.7 |
460kg〜 | 30 | 6.7 | 13.3 | 26.7 |
460kg未満 | 24 | 4.2 | 12.5 | 16.7 |
複勝率こそ460~480㎏の馬が好成績を収めていますが、それ以外ではそれほど大きな差はないと思います。このことから、馬体重で馬券の主査を考えるのには注意が必要だと思います。
性別から見る傾向
下の表は、過去5年間の1~3着馬の性別をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 牡 | 牝 | 牝 |
2019年 | 牡 | 牡 | 牡 |
2018年 | 牡 | 牡 | 牡 |
2017年 | 牝 | 牝 | 牡 |
2016年 | 牝 | 牡 | 牡 |
次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。
性別 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
牡 | 60 | 60 | 66.7 |
牝 | 40 | 40 | 33.3 |
最後に、各性別ごとの馬体重別に勝率・連対率・複勝率を算出したものです。
性別 | 頭数 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
牡 | 71 | 4.2 | 8.5 | 12.7 |
牝 | 19 | 10.5 | 21.1 | 26.3 |
出走頭数に対して牝馬が好成績を収めていることが見て取れます。牝馬に対しては注目が必要だと考えています。
まとめ
- 確定人気と確定オッズから見る傾向では、上位人気で硬く収まるレースは少なく2桁人気馬も馬券圏内に見受けられます。GⅠレースの中では荒れやすい傾向が見受けられるので、人気薄の馬にも注意が必要だと考えます。また、過去5年は20倍を超える馬が毎年馬券圏内に入選しており、中穴と言うより大穴と言える馬にも注意が必要だと考えます。
- 走破時計と上り推定時計から見る傾向では、きれいに1分32秒台でレースがまとまっており、かなり僅差のレースが多く単系馬券を購入する際は広く買う必要があると考えます。また、年によってばらつきが見受けられ、決まったレース展開があまり望めず、コースの特徴による影響よりも、その年の出走馬の能力や脚質、展開で大きく変わってくると考えます。
- 脚質(各コーナー通過順位)見る傾向では、1着馬に関しては中断より前でレースを運べている馬が好成績を収めていますが、走破時計でも述べた通り混戦になる傾向があるので連系の馬券を購入する場合には、脚質での判断は難しいと考えます。
- 枠番から見る傾向では、全体的に見ると外枠の馬が好成績を収めいます。特に8枠の馬が好成績を収めています。また2枠の馬券圏内馬は逃げ馬なので、逃げる事が想定出来る馬を中心に考える場合は内枠の馬から馬券を購入しても良いと考えます。
- 所属トレセンから見る傾向では、栗東・美穂の各所属で差異を考えることは出来ないと考えます。
- 生産者から見る傾向では、ノーザンファーム生産馬は出走頭数も過去5年は平均6頭以上出走している計算となり、ほかの生産者から狙うよりはかなり絞り込みやすい数字だと考えています。
- 馬体重から見る傾向では、複勝率こそ460~480㎏の馬が好成績を収めていますが、それ以外ではそれほど大きな差はないと思います。このことから、馬体重で馬券の主査を考えるのには注意が必要だと思います。
- 性別から見る傾向では、出走頭数に対して牝馬が好成績を収めていることが見て取れます。牝馬に対しては注目が必要だと考えています。
これらの傾向・注目点と出走馬の能力等を加味しながら、Twitterで選択馬と買い目を発表しますので、そちらも見てもらえると嬉しいです。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
Good Luck
~未来は誰にもわからないから面白い~
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