2021年5月16日に東京競馬場で開催予定、GⅠヴィクトリアMの過去5年のローテーションのデータをもとに傾向を紐解いていきます。
特に注目したいのは
- 前走出走競馬場から見る傾向(阪神・中山競馬場出走馬に注目)
- 前走出走レースから見る傾向(阪神牝馬S出走馬に注目)
- 前走着順と前走確定人気順から見る傾向(前走1着馬に注意)
以上3項目です。
それでは、お付き合いよろしくお願いします。
基本情報
西暦 | 会場 | 年齢 | グレード | 斤量 | 芝・ダート | 距離 | 頭数 | 馬場 |
2020年 | 東京 | 4歳以上 | 1 | 牝・定量 | 芝 | 1600 | 16(18) | 良 |
2019年 | 東京 | 4歳以上 | 1 | 牝・定量 | 芝 | 1600 | 18 | 良 |
2018年 | 東京 | 4歳以上 | 1 | 牝・定量 | 芝 | 1600 | 18 | 稍 |
2017年 | 東京 | 4歳以上 | 1 | 牝・定量 | 芝 | 1600 | 17 | 稍 |
2016年 | 東京 | 4歳以上 | 1 | 牝・定量 | 芝 | 1600 | 18 | 良 |
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | アーモンドアイ | サウンドキアラ | ノームコア |
2019年 | ノームコア | プリモシーン | クロコスミア |
2018年 | ジュールポレール | リスグラシュー | レッドアヴァンセ |
2017年 | アドマイヤリード | デンコウアンジュ | ジュールポレール |
2016年 | ストレートガール | ミッキークイーン | ショウナンパンドラ |
過去5年レース条件の変更はありません。2020年に取消馬が2頭ありこれ以降の頭数には含みません。
レース間隔から見る傾向
下の表は、過去5年の1~3着馬の前走からのレース間隔をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 中20週 | 中4週 | 中6週 |
2019年 | 中8週 | 中5週 | 中4週 |
2018年 | 中4週 | 中4週 | 中4週 |
2017年 | 中4週 | 中2週 | 中4週 |
2016年 | 中4週 | 中4週 | 中5週 |
近ひと月でひと叩きあった馬が、好成績をおさめていることがわかります。
前走出走競馬場から見る傾向(阪神・中山競馬場出走馬に注目)
下の表は、過去5年の1~3着馬の前走の出走競馬場をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 中山 | 阪神 | 中京 |
2019年 | 中山 | 中山 | 阪神 |
2018年 | 阪神 | 阪神 | 阪神 |
2017年 | 阪神 | 福島 | 阪神 |
2016年 | 阪神 | 阪神 | 阪神 |
次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。
前走出走競馬場 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
阪神 | 60 | 60 | 66.7 |
中山 | 40 | 30 | 20 |
福島 | 0 | 10 | 6.7 |
中京 | 0 | 0 | 6.7 |
最後に、前走の出走競馬場ごとに勝率・連対率・複勝率を算出したものです。
前走出走競馬場 | 頭数 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
阪神 | 48 | 6.3 | 12.5 | 20.8 |
中山 | 11 | 18.2 | 27.3 | 27.3 |
福島 | 8 | 0 | 12.5 | 12.5 |
中京 | 11 | 0 | 9.1 | 9.1 |
京都 | 7 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 2 | 0 | 0 | 0 |
前走に阪神競馬場でレースをおこなった馬が好成績を残している。出走頭数も全体の半分以上を占める中でのこの結果は重要視していきたいと思います。
中山競馬場出走馬は、頭数が少なく分母が小さいですが、勝率・連対率・複勝率すべてで良い数字を残しています。
前走出走レースから見る傾向(阪神牝馬S出走馬に注目)
下の表は、過去5年の1~3着馬の前走の出走レースをまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 有馬記念 | 阪神牝馬S | 高松宮記念 |
2019年 | 中山牝馬S | ダービー卿C | 阪神牝馬S |
2018年 | 阪神牝馬S | 阪神牝馬S | 阪神牝馬S |
2017年 | 阪神牝馬S | 福島牝馬S | 阪神牝馬S |
2016年 | 阪神牝馬S | 阪神牝馬S | 大阪杯 |
次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。
前走出走レース | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
阪神牝馬S | 60 | 60 | 60 |
有馬記念 | 20 | 10 | 6.7 |
中山牝馬S | 20 | 10 | 6.7 |
ダービー卿CT | 0 | 10 | 6.7 |
福島牝馬S | 0 | 10 | 6.7 |
高松宮記念 | 0 | 0 | 6.7 |
大阪杯 | 0 | 0 | 6.7 |
最後に、前走の出走レースごとに勝率・連対率・複勝率を算出したものです。
前走出走レース | 頭数 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
阪神牝馬S | 42 | 7.1 | 14.3 | 21.4 |
有馬記念 | 1 | 100 | 100 | 100 |
中山牝馬S | 5 | 20 | 20 | 20 |
ダービー卿CT | 3 | 0 | 33.3 | 33.3 |
福島牝馬S | 8 | 0 | 12.5 | 12.5 |
高松宮記念 | 10 | 0 | 0 | 10 |
大阪杯 | 1 | 0 | 0 | 100 |
京都牝馬S | 3 | 0 | 0 | 0 |
その他グレード | 8 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 6 | 0 | 0 | 0 |
出走競馬場で注目した阪神競馬場出走馬は阪神牝馬ステークス組がほとんどを占めており、その中でも出走頭数も多く勝率・連対率・複勝率の数値は優秀なのでので注目していきます。
逆に中山競馬場出走馬の前走出走レースは統一性がないため、前走の出走レースより中山競馬場に前走で出走していたことを注目します。
過去5年は前走でグレードレースに出走していない馬の馬券圏内入賞馬はいません。
前走出走距離から見る傾向
下の表は、過去5年の1~3着馬の前走の出走距離をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 芝2500m | 芝1600m | 芝1200m |
2019年 | 芝1800m | 芝1600m | 芝1600m |
2018年 | 芝1600m | 芝1600m | 芝1600m |
2017年 | 芝1800m | 芝1600m | 芝1600m |
2016年 | 芝1600m | 芝1600m | 芝2000m |
次に、上の表を勝率・連対率・複勝率になおしたものです。
前走出走距離 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
芝2500m | 20 | 10 | 6.7 |
芝2000m | 0 | 0 | 6.7 |
芝1800m | 40 | 20 | 13.3 |
芝1600m | 40 | 70 | 66.7 |
芝1200m | 0 | 0 | 6.7 |
最後に、前走の出走距離ごとに勝率・連対率・複勝率を算出したものです。
前走出走距離 | 頭数 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 |
芝2500m | 1 | 100 | 100 | 100 |
芝2200m | 2 | 0 | 0 | 0 |
芝2000m | 2 | 0 | 0 | 50 |
芝1900m | 1 | 0 | 0 | 0 |
芝1800m | 16 | 12.5 | 12.5 | 12.5 |
芝1600m | 52 | 3.8 | 13.5 | 19.2 |
芝1400m | 3 | 0 | 0 | 0 |
芝1200m | 10 | 0 | 0 | 10 |
前走で芝1600m・芝1800mを使われている馬がやや成績が良いことがわかります。
前走着順と前走確定人気順から見る傾向(前走1着馬に注意)
下の表は、過去5年の1~3着馬の前走着順をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 9 | 1 | 15 |
2019年 | 7 | 2 | 5 |
2018年 | 5 | 3 | 2 |
2017年 | 2 | 4 | 3 |
2016年 | 9 | 2 | 3 |
次に、過去5年の1~3着馬の前走人気順をまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 1 | 2 | 8 |
2019年 | 1 | 3 | 6 |
2018年 | 5 | 1 | 11 |
2017年 | 3 | 8 | 4 |
2016年 | 3 | 1 | 4 |
前走の1着馬の成績があまりよくありません。逆に赤アンダーラインに注目して見ると、前走レースで1番人気の馬で成績を残せなかった馬の巻き返しが目立つことが分かります。
前々走出走レースから見る傾向
下の表は、過去5年の1~3着馬の前々走出走レースをまとめたものです。
西暦 | 1着 | 2着 | 3着 |
2020年 | 天皇賞秋 | 京都牝馬S | 香港マイル |
2019年 | 愛知杯 | ターコイズS | 中山牝馬S |
2018年 | エリザベス女王杯 | 東京新聞杯 | ユートピアS |
2017年 | 飛鳥S | 阪神牝馬S | うずしおS |
2016年 | ジャパンC | 休養 | 休養 |
特に傾向と言えるものは見受けられませんでした。
まとめ
過去5年レース条件の変更はありません。2020年に取消馬が2頭ありこれ以降の頭数には含みません。
- レース間隔から見る傾向では、近ひと月でひと叩きあった馬が、好成績をおさめていることがわかります。
- 前走出走競馬場から見る傾向では、前走に阪神競馬場でレースをおこなった馬が好成績を残している。出走頭数も全体の半分以上を占める中でのこの結果は重要視していきたいと思います。中山競馬場出走馬は、頭数が少なく分母が小さいですが、勝率・連対率・複勝率すべてで良い数字を残しています。
- 前走出走レースから見る傾向では、出走競馬場で注目した阪神競馬場出走馬は阪神牝馬ステークス組がほとんどを占めており、その中でも出走頭数も多く勝率・連対率・複勝率の数値は優秀なのでので注目していきます。逆に中山競馬場出走馬の前走出走レースは統一性がないため、前走の出走レースより中山競馬場に前走で出走していたことを注目します。過去5年は前走でグレードレースに出走していない馬の馬券圏内入賞馬はいません。
- 前走出走距離から見る傾向では、前走で芝1600m・芝1800mを使われている馬がやや成績が良いことがわかります。
- 前走着順と前走確定人気順から見る傾向では、前走の1着馬の成績があまりよくありません。逆に、前走レースで1番人気の馬で成績を残せなかった馬の巻き返しが目立つことが分かります。
- 前々走出走レースから見る傾向では、特に傾向と言えるものは見受けられませんでした。
これらの傾向・注目点と出走馬の能力等を加味しながら、Twitterで選択馬と買い目を発表しますので、そちらも見てもらえると嬉しいです。
また、ローテーション以外の過去5年のデータから見る傾向をこちらにまとめていますので、あわせてご覧ください。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
Good Luck
~未来は誰にもわからないから面白い~
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